皆さんこんにちは!よっしーです!
今日は「課題の分離」についてです。
この言葉聞いたことありますか?
この言葉はかなり僕が救われたフレーズです。
オーストリアの心理学者、アルフレッドアドラー先生の著書に必ずと言っていいほどでてくる一文です。
現在、アドラー心理学の本で「嫌われる勇気」が大ベストセラーになっています。
簡単に説明すると、自分の課題と他人の課題を分けるという意味です。
例えば、よくあるのが、親子の会話で、親が子に向かって、
「勉強しなさい!」
これは誰もが言われたことがあるんではないでしょうか?笑
もしこれで子供がその通り、勉強すればなんら問題はないのですが、
ほとんどの場合、「やらされ感」というのが付きまといます。
このやらされ感というのは、いわば、奴隷みたいなもんで、
本人が嫌なんですよね。
勉強はやることが目的ではなく、身に着けることが目的です。
しかし、やらされ感だと、その時間を埋めることだけが目的になります。
机に座って、ノートに文字を書く時間。みたいな。
それでは、親は満足かもしれませんが、
子供はただ苦痛な時間を過ごすだけです。
つまり、この「勉強しなさい」のフレーズの裏には
どんな想いがあるのか、が重要です。
ほとんどの親が、勉強して、いい学校をでて、いい会社に入って、
いい家庭をもって、お金に困らない人生を送りなさい。
これが勉強しなさいに込められた真実だと思います。
つまり、かなり未来のことを言ってるわけですね。
子供にとって、大人になって、仕事をすることは未知すぎて、
なぜ勉強すべてきか、なぜいい会社に入らなくてはいけないのかが、
理解できないんですね。
親はある程度の人生経験を通して、子供に同じ苦労を味合わせたくないから、
このような思考になり、子供に勉強をさせようと思うわけです。
でも人間、そんな単純じゃありません。
本題の、「課題の分離」というのは、ここが肝になります。
「勉強する」というフレーズには親子それぞれの課題があります。
親:子供に苦労させたくない
子:面倒なもの
これがそれぞれの本心です。
だれだって、面倒なことってやりたくないですよね。
そして、さらに本質の課題は
勉強をしない場合、「その苦労は誰が責任をとるのか?」です。
ちょっと非情な言い回しですが、これが課題です。
もし、子供が永遠に勉強しなかった場合、親の理想とするいい会社に入れなかった。とすると、実際にその責任は子供本人に降りかかります。
もちろん、親が生きてされいれば、子が親の手を借りていきていくことは
当面できるかもしれませんが、自然の摂理で親が先に死にます。
子供はそのときに「勉強しとけばよかったー」ってなります。(きっと)
親子といえどもべつべつの人間。同じ人はなれないんですよね。
課題の分離をでは、友達だったり、同僚だったり、恋人につかうとどうなりますか?
いや、これは僕の課題じゃないから。
いやこれは関係ないよ。
なるやんけ!って思ったと思います。
僕も思いました。
でも、アドラー先生は、「共通の課題」というのも、考えています。
つまり、親子の例でいうと、将来のことは子が責任をとらなくてはいけないけど、目の前のテストだったり、宿題は共通の課題になりえます。
ただ、同じく勉強しなさいというわけではなく、親として、テスト、宿題に対してどういう課題をもつかによります。
「勉強しなさい」といってやるんだったら、人間は本当に楽ですよね。
でもそれは、子供の課題に踏み込み行為であり、親の課題ではないです。
では、どうするか、明確な答えはないですが、
仮に僕だとすれば、
バイトしますね笑
例えば、子供に来月のテストで100点をとってほしければ、親も自分に課題を課すんです。
子供に次のテストで100点取ったら、お小遣い5,000円あげる!って
さっき言った、わからない大人の未来ではなく、今目先の利益に目をむけさせます。
子供は、5,000円あればゲーム買えるやんけ!ってなります!
んで、課題は変わります。
親:バイトして5,000円貯める
子:勉強して100点取る
課題:5,000円でゲームを買う
となります。
これが「共通の課題」です。要するに力をあわせて頑張ろう!的なことですね!
まぁそう簡単にうまくいくかは人それぞれだと思います。
ですが、長い人生、いろんな壁にぶちあたります。
人と人は合体してフュージョンすることはできません。
なので、人の課題に土足で踏み込まないことが重要です。
もし、共通の課題がつくれない場合、
今度詳しく書きますが、「勇気づける」ことが重要です。
勇気づけるはアドラー先生の重要な根幹です。
課題の分離は、いろんな場面で応用できます。
まずは、なにか問題がおきたとき、「これはだれが責任をとる?」と考える、もし、それでも協力したい場合は「共通の課題を探す」。それが無理なら「勇気づける」。の流れです。
僕はこの課題の分離を覚えて、かなり心が楽になって、自分に自信がつきました。
皆さんもたまに意識してみてください。
今日は「課題の分離」についてでしたー!
ではー!